(※イメージ画像)
保険は「万が一のとき」の備えとして契約するものですが、実際には意外な場面でも保険金請求が可能なことをご存じでしょうか。
請求漏れや「対象外だと思っていた」事例が後から判明するケースも多く、結果として大きな損失につながることもあります。
本記事では、生命保険・医療保険・損害保険などで、多くの人が見落としがちな保険金請求の5つの意外な事例を紹介します。
正しく知ることで、もしものときに損をしない知識を身につけましょう。
入院していなくてももらえるケース
医療保険といえば入院や手術が基本と思われがちですが、通院のみで保険金請求できる商品も多数あります。
特に、がん保険では「通院給付金」が用意されていることが多く、入院しなくても抗がん剤治療や放射線治療で通院すれば給付対象になることがあります。
また、最近では「入院日数が短縮傾向にある」ことから、外来手術や日帰り手術でも給付されるタイプの医療保険が増えています。
手術を受けたが入院しなかったからといって、諦めるのは早計です。まずは保険証券を確認しましょう。
骨折や捻挫でも対象になる医療保険
スポーツや転倒などによる骨折・脱臼・捻挫でも、保険金の請求対象になる場合があります。
特に「傷害保険」に加入している場合、入院・通院・手術のいずれかがあれば給付対象となる可能性が高いです。
意外と見逃されがちなのが、松葉杖や装具のレンタル費用も補償される場合があるという点です。
通院時にかかったタクシー代が対象になる契約も存在します。
思わぬケガも対象となるので、診断書と領収書は捨てずに保管しておくのがベストです。
家族の通院が請求対象になることも
保険契約者本人だけでなく、被保険者に登録された家族が対象になるケースも多くあります。
たとえば、子どものケガによる通院や手術があった場合、医療保険や傷害保険の補償対象となることがあります。
また、夫婦どちらかが加入している保険に「家族型の補償」が含まれている場合、子どもの突発的な事故ややけどなどでも保険金請求可能です。
自分のケガだけでなく、家族の通院・治療歴も一度確認してみることが、請求漏れを防ぐ第一歩です。
ペットの事故が火災保険で補償対象に
あまり知られていませんが、ペットが他人にケガをさせた場合や他人の物を壊した場合、火災保険や個人賠償責任保険で補償されることがあります。
たとえば、自宅の犬が他人にかみついてしまった場合、飼い主に法的責任が問われます。
このような場面で「個人賠償責任補償」がセットされた火災保険や自動車保険が役立ちます。
加入していれば、被害者への治療費や慰謝料などが保険でカバーされる可能性があります。
自分の保険にどんな特約が付いているか、定期的に見直しておくと安心です。
日常のトラブルで個人賠償責任保険が使える
個人賠償責任保険は、日常生活で起きた偶然の事故による第三者への損害を補償する保険です。
たとえば、自転車で他人にぶつかってしまった、子どもがボールを飛ばして他人の車を傷つけた、などのケースで適用されます。
意外なところでは、「マンションで洗濯機の排水ホースが外れて階下に水漏れ」などの住宅トラブルにも適用可能です。
この保険は火災保険や自動車保険の特約として付いていることが多く、重複加入しているケースもあるので注意が必要です。
1世帯に1契約あれば、家族全員が対象になることもあります。
(※イメージ画像)
まとめ
保険金請求は「大きな事故や病気のときだけ」と思われがちですが、実は日常的なケガやトラブルでも給付対象となる場面は多く存在します。
請求できるのに諦めていた事例があれば、まずは保険会社やFPに相談してみることをおすすめします。
知らなかったでは済まされない、“保険の見直し”と“情報のアップデート”が、損をしない秘訣です。
定期的な契約内容の確認と、トラブル発生時の記録保存(領収書・診断書など)も忘れずに行いましょう。
コメント