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資産形成を考える上で、「何に投資すべきか」だけでなく「自分の年代に合った投資方法」を知ることが重要です。20代と50代では、リスク許容度や運用期間が異なります。そこで今回は、ライフステージに応じた最適なファンド選びをテーマに、年代別のおすすめファンドを分かりやすく解説します。将来の不安を減らし、着実に資産を築くために、自分に合った運用スタイルを見つけていきましょう。
20代:資産形成のスタートダッシュに
20代は時間という最大の武器があります。長期投資が可能なため、リスクを取ってリターンを狙う戦略が適しています。
おすすめは米国株や全世界株に投資するインデックスファンドです。例えば、
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
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楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI連動)
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SBI・全世界株式インデックス・ファンド
などは信託報酬も低く、積立投資との相性も抜群です。つみたてNISAで始めるのが理想的です。
30代:家計とのバランスを意識
結婚や子育て、住宅購入など大きなライフイベントが多くなる30代。投資に回せる余剰資金が限られる中で、着実な成長を狙う投資信託がおすすめです。
引き続きインデックスファンドをベースにしながら、バランスファンドを一部取り入れることでリスクを抑えられます。
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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
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たわらノーロード バランス(8資産均等型)
安定した資産運用を目指し、積立額の見直しを定期的に行うことが重要です。
40代:リスクを抑えつつ積立継続
40代は教育費や住宅ローンなど支出が増え、資産の中間地点に差しかかる時期です。
積立の継続とリスクの最適化がポイントです。資産の一部を債券型ファンドにシフトすることで、価格変動リスクを軽減できます。
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野村インデックスファンド・内外7資産バランス
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三井住友・DC年金バランス30(債券重視型)
株式ファンドを続けるなら、より分散された全世界株式型やリスク管理されたインデックスファンドを選ぶと安心です。
50代:守りと安定性を重視
定年退職や年金受給が見えてくる50代では、リスクよりも元本保全と安定収益が重視されるようになります。
資産を守りつつ、ゆるやかな増加を目指す運用が最適です。
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三井住友TAM・世界経済インデックスファンド(債券比率高)
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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
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国内債券型ファンド(ニッセイ国内債券インデックスなど)
積立から取り崩しのシミュレーションも視野に入れ、必要に応じてファンドの配分を変更していきましょう。
各年代に共通するファンド選びの基本
年代に関係なく、以下のポイントを押さえると失敗しにくいです。
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信託報酬は低コストを選ぶ(0.1〜0.3%が目安)
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純資産総額は大きいほど安心(100億円以上が理想)
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長期投資を前提にする(短期の値動きに一喜一憂しない)
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毎月ではなく毎日積立も有効(ドルコスト平均法の効果を高める)
また、生活防衛資金は確保したうえで、余剰資金で投資を行うのが基本です。
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まとめ
ファンド選びに「正解」はありませんが、自分の年代とライフステージに合った選択をすることで、投資のリスクとリターンを適切にコントロールできます。
20代は攻め、30〜40代はバランス、50代は守り。この流れを意識しながら、ライフプランに合った運用を心がけましょう。
長期的な視点と無理のない積立が、資産形成の鍵となります。
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