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「確定申告って難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に転職や退職をした年は、年末調整がされておらず、自分で税金の精算をしなければならないケースもあります。
医療費控除やふるさと納税、複数の収入がある方も申告が必要です。
この記事では、確定申告の基本から、必要な書類の集め方、申告書の書き方、e-Taxや郵送の提出方法までをわかりやすく解説します。
「とにかく迷わず済ませたい」という初心者の方にぴったりの内容です。
確定申告が必要な人とは?
以下のような方は、確定申告が必要になる可能性があります。
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年末調整を受けていない退職者・転職者
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医療費控除や寄付金控除を受けたい人
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ふるさと納税を6自治体以上にした人(ワンストップ特例未利用)
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副業で年間20万円以上の所得がある人
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不動産・株式・仮想通貨などの収益がある人
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住宅ローン控除の初年度(2年目以降は年末調整可)
確定申告に必要な書類一覧
以下のような書類を事前に揃えておきましょう。
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源泉徴収票(退職・転職した会社から)
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医療費の領収書 or 医療費通知(1月〜12月分)
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寄附金の受領証明書(ふるさと納税など)
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保険料控除証明書(生命保険・地震保険など)
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マイナンバーカード or 通知カード
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給与以外の収入明細(副業・配当など)
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銀行口座情報(還付金の受取用)
確定申告書の書き方【ステップ別】
確定申告書は「A様式」「B様式」に分かれていますが、給与所得者は通常「確定申告書A」を使います。
ステップ1:基本情報の記入
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氏名・住所・電話番号
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マイナンバー
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生年月日・職業など
ステップ2:所得の記入
源泉徴収票に記載された以下の項目を転記します。
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支払金額(年間の給与)
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源泉徴収税額(天引きされた所得税)
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所得控除の金額(社会保険料控除など)
ステップ3:控除の入力
医療費控除やふるさと納税(寄附金控除)、保険料控除を入力します。
控除が多いほど所得税の還付額が大きくなります。
ステップ4:税額・還付金の確認
申告書の後半に、計算結果として「納付すべき税額」または「還付金額」が表示されます。
還付を受ける場合は、振込先の口座情報を忘れずに入力しましょう。
提出方法と提出期限の確認
確定申告の提出期間は、
【2025年2月17日(月)〜3月17日(月)】までです(2024年分の場合)。
提出方法は3つ
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e-Tax(電子申告):マイナンバーカードかID・パスワードで利用可能。24時間OK。
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郵送提出:所轄の税務署に提出。3月17日消印有効。
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税務署に持参:一部予約制。混雑に注意。
※e-Taxの方が還付処理が早く、控除額の自動計算などもスムーズです。
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よくある質問と注意点
Q:源泉徴収票を失くしたらどうする?
→ 前職に再発行を依頼しましょう。義務がありますので対応してもらえます。
Q:医療費控除は家族分もOK?
→ 生計を一にする家族分も合算可能です。1年間で10万円(または所得の5%)を超えた分が対象です。
Q:副業の売上が20万円未満なら申告不要?
→ 所得(売上−経費)が20万円以下なら原則申告不要。ただし住民税の申告が必要な場合があります。
注意点
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領収書・証明書の保管は5年間が原則(税務署から問い合わせが来ることあり)
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提出期限を過ぎると延滞税・加算税がかかる可能性あり
まとめ
確定申告は、面倒に思えるかもしれませんが、事前に準備と流れを把握しておけばそれほど難しくありません。
特に退職・転職をした年は、年末調整が未処理のままになることがあるため、自分でしっかり申告することが重要です。
還付金を受け取りたいなら、期限内の申告をお忘れなく。
e-Taxや無料の会計ソフトをうまく活用して、スマートに申告を済ませましょう。
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